読んだその日から心に深く残り、ふとした瞬間に思い出しては余韻にひたる…そんな一編に出会えるかもしれません。思わずクスッと笑ってしまうユーモア、ページをめくるたびに広がる読書の喜び本好きには、たまらない珠玉の物語がここに詰まっています♪

本書は、2000年代に『小説すばる』誌上を彩った短編小説の中から、選りすぐりの12作品を収録した特別なアンソロジー。実力派・人気作家たちが紡ぐ多彩な世界を1冊で堪能できる、まさに贅沢な読書体験です。
どの作品もおすすめですが、中でも『ふたりの名前』『しんちゃんの自転車』は、私には印象的でした。いずれも日常を少しだけ豊かにしてくれるような、これまでにない極上のひとときを与えてくれる素敵な作品ばかりなので、どうぞ機会があれば手に取ってご覧頂ければと思います(*´ω`*)
◎掲載内容(もくじ)
- かみさまの娘(桜木紫乃)
- ゆがんだ子供(道尾秀介)
- ここが青山(奥田英朗)
- 太陽のシール(伊坂幸太郎)
- チヨ子(宮部みゆき)
- ふたりの名前(石田衣良)
- 陽だまりの詩(乙一)
- 金鶏のもとに(浅田次郎)
- しんちゃんの自転車(萩原浩)
- 川崎船(熊谷達也)
- 約束(村山由佳)
心が温かくなる恋愛話からサスペンスちっくな話、また怖い話なんだけど何かしら心に染みる…そんな切なさとか喜びとか、いろんな感情に包まれながら読めます。様々なジャンルの作品が一冊で楽しめるのも、この『短編工場』の魅力ですね(*´▽`*)

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