愛の夢とか

愛とか夢とか 同一作家の短編集

川上未映子さんの多彩な魅力が詰まった一冊

日常のなかに潜むきらめきとざらつきを、繊細な言葉ですくい上げた7つの物語が綴られています。

女と男、女と女…すれ違い、ふれあい、すべての出会いと別れに、心がふるえます。それは、まるで万華鏡をのぞくように、読むたびに色を変える感情のかけらたちのようで…(´ω`)

愛の夢とか

◎掲載内容(もくじ)

  • アイスクリーム熱
  • 愛とか夢とか
  • いちご畑が永遠につづいてゆくのだから
  • 日曜日はどこへ
  • 三月の毛糸
  • お花畑自身
  • 十三月怪談

『アイスクリーム熱』は、いつも同じアイスを買いにくる彼を気づけば募っていた想いの行方…
『愛の夢とか』では、隣家から響くピアノの音に魅せられて引き寄せられていく女同士の…
『日曜日はどこへ』は、 14年前の約束を抱えて、たったひとりで訪れたあの場所で待っていたもの…
『お花畑自身』では、大切に育ててきた花畑が、あの女のものになるなんて…といった少し不思議な話だったり
『十三月怪談』は、 最愛の妻を亡くした夫、その“後ろ姿”を、魂は静かに見つめている…

ほかの作品も日常のひび割れから生じる感情を鮮やかに描いた心震える短編集となっています。個人的には、ちょっと不思議な感じの話もあったりで、これが川上未映子さんの魅力なのかなと感じました(*´▽`*)

川上未映子さんの主な著書

『すべて真夜中の恋人たち』
『夏物語』
『ヘヴン』
『乳と卵』
『深く、しっかり息をして 川上未映子エッセイ集』
『愛の夢とか』
『きみは赤ちゃん』
『みみずくは黄昏に飛びたつ』ほか…(*´▽`*)

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