いただきますは、ふたりで。

いただきますは、ふたりで~恋と食のある10の風景 複数作家の短編集

~恋と食のある10の風景~

美味しい料理の向こう側で、ふたりの物語が静かに動きす…その食卓に並ぶのは、甘いお菓子だけではなくて、一見、穏やかに見える関係にひそむ、胸の奥をざわつかせるような秘密だったり、偶然にして必然の出会い

いただきますは、ふたりで

理性では語れない本能の揺らぎ、名付けようのない関係性、そしてどうしても忘れられない“あの人”の面影…
一口で流し込んで『なかったこと』になんて、できないほど、濃密で複雑な感情が皿の上に立ち上ります♪

そんな“恋と食”が織りなす物語を、気鋭の作家たちと食のエキスパートが、小説とエッセイという形で丁寧に描き出しました。『食べることは、生きること。そして、愛すること。』10の皿に盛りつけられた、甘くて苦い“愛の味”を、どうぞご堪能ください。

◎掲載内容(もくじ)

  • わたしたちは平穏(一穂ミチ)
  • ワタシノミカタ(古内一絵)
  • ヴァンパイアの朝食(君嶋彼方)
  • くちうつし(錦見映理子)
  • 白と悪党(奥田亜希子)
  • SUMMER STREAMER(尾形真理子)
  • 夏のカレー(原田ひ香)
  • 初恋と食事(エッセイ・田辺智加)
  • ゆかりとバターのパスタ(エッセイ・山本ゆり)
  • 恩讐の彼方のトマトサラダ(エッセイ・山田詠美)

『ワタシノミカタ』では、漫画家のシングルマザーと子供の心の葛藤や恋心が絶妙な感じで描かれていて、『くちうつし』は、独り暮らしの熟年女性の孤独感や寂しさが描かれたちょっと不思議な物語に…

短編小説『いただきますは、ふたりで。』は小説の合間に、ちょっとしたエッセイもあって、そのエッセイも読んでいて面白かったのでおすすめポイントです(*´▽`*)

この小説は複数の作家さん達で作成されていますので、それぞれの短編を読んでいく中で、あなたの感性をくすぐるような、お気に入りの作家さんに出会えるかも知れませんね(*´▽`*)

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